お灸で肩こりは解消できる?おすすめのツボや効果を紹介
お灸というと、高齢者が鍼灸院でするもの、というイメージがありますよね?
実は、お灸は手軽で自宅で行うことができるのです。
お灸はツボに温熱効果を加えて、血行を良くするものです。
即効性があるツボもありますが、基本的には継続的に続けていくことで徐々に効果が出ます。
そのため、鍼灸院に時々行ってお灸をするのではなく、毎日自宅で続ける方が効果がでるのです!
私もそうですが、きっとこれを読んでいるあなたも頑固な肩こりに悩んでいますよね?
肩こりの解消には、自宅で行うお灸が効果がありおすすめです!
自宅でできるお灸のうち、おすすめのツボや、効果的な使い方をご説明しますね。
Contents
お灸で肩こり解消効果の高いツボの紹介
お灸は肩こりの解消に効果があるのでしょうか?
答えはYESです!肩こりの原因の多くは冷えや血行の悪さから来ています。
お灸は血流を促すことができるため、結果的に肩こりの改善に役立ちます。
私も、長年頑固な肩こりに苦しんでいます。
肩こりだけではなく、ひどい時には肩こりが原因で頭痛になることも…。
マッサージに通ったり、整骨院に通ったり、病院で精密検査をしてみたり…。
さまざまなことを試しましたが、原因は元々の骨格が原因と言われたり、ライフスタイルの問題と言われたり、根本的な改善策は見つかりませんでした。
そんな中、不妊治療のために鍼灸院に通い始めたころ、鍼灸院の先生にすすめられたのがお灸でした。
肩こり改善はもちろんのこと、さまざまな婦人科系の疾患の改善にも役立つと言われてはじめた自宅でのお灸。
今では毎日のヨガのプラクティス同様、欠かせないアイテムになっています。
お灸は、症状別に狙えるツボがいくつかあるので、肩こりにおすすめのツボをいくつかご紹介しますね。
- 合谷(合谷)
- 足臨泣(あしりんきゅう)
- 曲池(きょくち)
- 肩井(けんせい)
1.合谷(合谷)
場所:合谷は、親指と人差し指つけ根の骨の間にあります。指でLの字にすると少しぽっこり凹むあたりです。
まず、ツボの探し方ですが、優しく触ってみて少し凹んでいるところがツボになります。
しかし、ツボがうまく見つからなくても大丈夫です。
お灸は、台座の中心から500円玉くらいまで温熱効果があります。
そのため、多少ズレていても、ツボへの刺激はできています。
つまり、大体の場所に置いておけば大丈夫なのですよ。
また、合谷は肩こりだけでなく、さまざまな症状に効く万能のツボなので、お灸におすすめのツボです。
2.足臨泣(あしりんきゅう)
場所:足の甲。足の薬指と足の小指の骨の付け根にあります。
肩こりがひどくなると、頭痛もひどくなることがありますよね?
私もその一人です。肩こりだけであればいつものこと、と我慢できるのですが頭痛がひどいと動けなくなることもあります。
足臨泣は、首から肩のコリに効くツボで、頭痛にも効果的なツボなのです!
後ほどご紹介する肩井(けんせい)につながるツボです。
人間の体はツボからツボへの経絡という流れがつながっています。
そのため、肩から離れた場所への刺激でも、経絡を伝って首や肩の血流を促してくれるわけですね。
3.曲池(きょくち)
場所:肘の外側。ひじを90度に曲げた時にできるしわの端のくぼみ。
大変見つけやすいツボで、お灸を置きやすい場所ですね。
肩こりがひどい時、試しにこのツボを指で押してみてください。
親指でゴリゴリ押してみると、痛みを感じる場合もあるかもしれません。
それは肩こりの証拠です。お灸がないときに押すだけでもすっと肩こりが楽になるツボですよ。
このツボは、腕全体の血流をよくし、疲れをとってくれるツボです。
肩こりだけでなく、胃腸の不調も改善してくれるツボですよ。
4.肩井(けんせい)
場所:首の付け根と肩先の真ん中にあります。
肩こりがひどいと肩のどこを押してもいた気持ちいいですよね。笑。
鏡の前に立って、ちょうど肩の真ん中くらいを押してみましょう。
特にゴリゴリして気持ちのいい場所が肩井です。
こちらのツボは、全身の血行を良くする働きもあるので、冷え性にも効果的と言われています。
肩井へお灸をするときの私のおすすめは、煙の出ないタイプのお灸です。
実際にやってみるとよくわかるのですが、肩井のツボは顔に近いので匂いが気になります。
アロマタイプのお灸であれば、匂いは気にならないかもしれませんが、やはり髪の毛に煙の匂いが残るのが気になるかもしれません。
火傷の心配もないですし、肩井には火を使わないタイプのお灸が断然ですよ。
お灸で肩こりを改善したいときに注意することとは?
お灸は自宅で手軽に使うことができますが、使用にはいくつかの注意事項があります。
それほど多くないので、こちらの注意事項をしっかり守って、自宅でのお灸を楽しみましょう。
- 熱すぎるお灸は避けること
- 顔には使用しないこと
- 入浴前後、飲酒後、発熱時は使用しないこと
- 妊娠中は使用しないこと
1.熱すぎるお灸は避けること
お灸はじんわりとツボを温めることで十分効果があります。
つい熱い方が効果が高いのでは?と考えがちですが、温度の違いで効果は変わりません。
また、体調や部位によって、同じ温熱のお灸でも熱く感じることがあります。
お灸を使っていて、ピリピリとする熱さを感じたらすぐに外しましょう。
お灸は、気持ちのいい温かさを感じる程度がベストと言われています。
もし、物足りないなあと感じたら、1日3回まで同じ場所にお灸を置いてもいいと言われています。
お灸の台座から500円程度の大きさで効果はあるので、少しずつずらして利用すると、皮膚への影響を低く抑えられますよ。
また、季節や天候によっても、お灸の温熱の感じ方が変わります。
冬には1番温熱効果の低いお灸では、何も刺激を感じなかったのに、夏はとても熱く感じることも…。
そのため、季節によって使うお灸を変えるのもおすすめですよ。
2.顔には使用しないこと
顔にもたくさんのツボがあります。しかし、顔にお灸は使用しないようにしましょう。
顔の表面の皮膚は薄いので、温熱効果が低いお灸でも火傷してしまうことがあります。
ツボ同士は経絡でつながっていますので、わざわざ顔にしなくても、肩こりに効く手足のツボを刺激すれば大丈夫です。
火を使わないお灸でない場合は、火を使いますので、目に見える場所に利用するのが安心ですよね。
3.入浴前後、飲酒後、発熱時は使用しないこと
お灸は血流を促します。そのため、すでに血行が良い時に利用すると、逆に体がだるくなったり気分が悪くなることがあります。
そのため、入浴前後1時間はお灸の利用を控えましょう。
また、飲酒後と発熱時も、お灸により気分が悪くなる可能性があるので、使用は避けましょう。
私はお風呂に入る前にお灸をして、出た後にお灸を使った場所に水ぶくれができてしまった経験があります。
特にお灸をしたときは、熱すぎた気はしていなかったのですが、お風呂に入っている時にピリピリとしてきて…。
気がついたらプックリと水ぶくれができてしまいました。
皮膚科で水を抜いてもらって、薬も塗りましたが、未だにアザのような火傷の痕が残ってしまっています。
私のようにならないように、使用上の注意をしっかり守ってお灸は利用しましょう。
4.妊娠中は使用しないこと
お灸は自宅で簡単に使えますが、私たちはプロではありません。
何でもかんでも妊婦はダメ、と言われていた昔と違い、妊婦は普通に生活して良いといわれてはいますが、素人には判断できないことはたくさんあります。
特に妊娠中のツボへの刺激。マッサージ店でも、妊婦はお断りと言われることがありますよね?
ツボは経絡でつながっているので、思わぬツボが子宮の収縮効果があるツボと繋がっていることもあるのです。
どうしても妊娠中にお灸を使いたいのであれば、プロの鍼灸師さんや、医療行為としてお灸してくれる病院に相談しましょう。
自宅でのお灸で気をつけたいポイントはわずか4つです。
これだけでいいので、しっかりと守って使用しましょう。
自宅用のお灸のパッケージには、とても丁寧に取扱書が書かれています。
こちらをしっかりと読んでから使用するのをおすすめします。
なるほど!という豆知識や、効果的な使い方のヒントも書かれていますよ。
お灸で肩こり解消する時の効果とは?
お灸は、ツボを刺激することで血流を促します。そのため、期待できるお灸の効果としては
- 温熱効果
- ツボ刺激効果
- アロマテラピー効果
主に以上の3つがあります。一つづつ丁寧に説明していきますね。
1.温熱効果
お灸はじわじわと皮膚の表面からツボ周辺を温めます。
温めることで、血流を促すだけでなく、筋肉やリンパへの刺激も期待できます。
この温熱効果で肩こりを和らげることができるんですね。
しかも、急に熱い刺激を与えるのではなく、ゆっくりじんわりと温めるので、気持ち良く温熱効果を感じられますよ。
2.ツボ刺激効果
お灸は主にツボに刺激を与えます。そのため、肩こり、頭痛、腰痛のほか、婦人科系疾患にも効果があるとされています。
お灸を使った治療効果は、継続的に使うことで徐々に現れるものがほとんどです。しかし、中には即効性のあるツボもありますよ。
3.アロマテラピー効果
お灸はもぐさから作られています。このもぐさには、リラックス効果や炎症を和らげる効果があります。
さらに、お灸の種類によっては、草木や花の香りを含んだものもあります。
併せて利用することで、アロマテラピーの効果も期待できますね。
私にとってもお灸をする時間は、とてもゆったりとできる癒しの時間です。
肩こりの原因は、ストレスとも言われています。お灸でリラックスすることで、ストレスを軽減し、肩こりも楽になる、ということですね。
そのほかに、お灸には免疫力を高める効果もあると言われています。
お灸を使ってリラックスすることで、副交感神経神経が優位になります。
この状態が免疫力強化につながると言われています。
自宅でのお灸をおすすめする理由は、何よりもそのお手軽さです。
継続的に使うことで効果が高まりますか、鍼灸院に通い続けるのは大変ですよね?
お灸の使い方は本当に簡単なので、自宅で簡単に使用できます。
わずかな注意事項さえ守って、肩こり軽減を目指しましょう!
まとめ
- お灸は肩こりの軽減に効果がある
- 肩こり軽減におすすめのツボは合谷、足臨泣、曲池、肩井などがある
- お灸の注意事項は4つ: ①熱すぎるお灸、②顔、③入浴前後、飲酒後、発熱時、④妊娠中は使用しないこと
- お灸の効果は温熱効果、ツボ刺激効果、アロマテラピー効果などがあり肩こり軽減に役立つ
お灸で肩こりの軽減を経験した私から、自宅でのお灸のおすすめをしました。
わずかな注意事項を守るだけで、自宅で手軽に続けられるお灸。ぜひあなたも試してみてくださいね。
おすすめのお灸はこちらの記事でご紹介していますよ。
お灸をつかった自宅でのセルフケアのおすすめ!気になる匂いやツボも紹介 – Enjoy Peaceful Life with Smile (peaceandsmile.com): お灸で肩こりは解消できる?おすすめのツボや効果を紹介