麹甘酒の効果とは?おすすめの飲み方や作り方もご紹介
最近話題の甘酒ですが、日本では昔から”飲む点滴”として親しまれてきました。
麹甘酒は、米麹を発酵させて作る飲み物で、ビタミン、ミネラルが豊富で、9種類の必須アミノ酸が含まれているのです。
麹甘酒の効果は、主に、疲労回復、腸内環境整備、血行促進、免疫力がアップするなどさまざまです。
まさに、自然食品で効果盛りだくさんな栄養素を補える“飲む点滴”なのですね。
麹甘酒は栄養素をたっぷり含んで体に良い効果がたくさんあるだけではなく、旨味成分もたっぷりあるのでおいしく飲めます。
ちなみに、「酒」とついているため、甘酒はアルコール入りと思われることが多いのですよね?
しかし、米麹から作られる甘酒は、ノンアルコールですので、お子様や妊婦さんも安心して飲むことができます。
それでは、麹甘酒の効果とともに、気になるカロリー、おすすめの飲み方や作り方をご紹介しますね♪
Contents
麹甘酒の効果とは?栄養素とともに徹底解説
麹甘酒は栄養素が豊富で、古くから「飲む点滴」と呼ばれてきました。
日本人は昔から、夏バテ防止の効果が期待できる飲み物として、甘酒を摂取してきたのです。
今ではコンビニでも手軽に甘酒を手に入れられるようになり、現代の日本人の間でも、身近なものになりましたよね。
ところで、飲む点滴と呼ばれるのはなぜなのでしょうか?その疑問に答えるために、麹甘酒の主な効果をご紹介します。
- 疲労回復
- 腸内環境整備
- 免疫力アップ
- 血行促進
- ダイエットをサポート
- 老化防止
効果その1. 疲労回復:
天然のエネルギードリンク、飲む点滴、と言われるように、9種類のアミノ酸が含まれています。
また、甘酒に含まれる麹菌には消化吸収を助ける働きがあり、栄養を吸収してエネルギーに変換してくれるのですよ。
効果その2. 腸内環境整備:
麹甘酒には、食物繊維に似た働きをするレジスタントプロテインや善玉菌の増やすオリゴ糖が含まれています。
腸内環境が整うことで消化を促進し、便秘の予防などにも役立ちます。
効果その3: 免疫力アップ
麹菌は善玉菌のエサになります。そのため、免疫力を高め、疲労回復や風邪の予防に役立つのです。
効果その4: 血行促進
麹甘酒には、良質のビタミンBが豊富に含まれています。
ビタミンBは、エネルギー代謝を助けるので、体全体の血行を良くしてくれます。
さらに、皮膚の代謝もよくなるので、美肌効果も期待できるのです!
効果その5: ダイエットをサポート
甘酒は、少量を摂取するだけで、空腹感を抑えることができます。
そのため、ダイエット中でも食べ過ぎを防止することができます。
効果その6: 老化防止
甘酒には、抗酸化作用を持つエルゴチオネインという成分が含まれています。
通常キノコに多く含まれる成分なのですが、老化の原因となる活性酸素を抑制してくれるのです。
そのため、麹甘酒は、老化防止や、生活習慣病の防止に効果的なのです!
私は、麹に出会ってから毎朝欠かさず甘酒を飲んでいます。
もともと胃腸が弱かったのですが、麹を摂取するようになってから健康診断結果はA判定に!
麹甘酒の効果は人によってさまざまだと思いますが、スーパーやコンビニですぐに手に入るので、気軽に試してみる価値はありますよ。
わたしの娘にも甘酒を使ったスムージーを時々おやつにあげています。
砂糖を使わないおやつなので、罪悪感なくあげられて麹おやつはおすすめですよ。
ちなみに、甘酒スムージーを飲むと便通が良くなるらしく、すぐにトイレに行っています(笑)
なお、甘酒というからにはアルコールが入っているの?と思われるかもしれません。実は甘酒には2種類あります。
- 麹甘酒:米麹から作られた甘酒。アルコール分なし。砂糖なし。
- 酒粕甘酒:お酒を作った時に残る酒粕から作られたお酒。アルコール分あり。砂糖を追加して甘味をだす。
こちらでご紹介するのは麹甘酒なので、子ども妊婦さんと安心して飲むことができます。
しかも、麹甘酒は砂糖入れていないのにとっても甘くて美味しいのです。
ただし、ノンアルコール、無糖だからといって飲みすぎは厳禁です。
麹甘酒は、栄養価も高いのですが糖分も高いのです。
のちほど、おすすめの効果的な飲み方についてご紹介しますね。
麹甘酒のカロリーと効果的な飲み方をご紹介
いいこと尽くしの麹甘酒ですが、甘くて美味しいだけにカロリーが気になりますよね。
麹甘酒のカロリーは、100ml当たり約81カロリーです!
酒粕から作られた甘酒は、砂糖を加えますので、麹甘酒よりもカロリーが高くなります。
意外とカロリーがあるように感じますよね。他のおやつと比べてみると…。
- メロンパン(100g) 366カロリー
- ミルクチョコレート(100g) 560カロリー
- ようかん(100g)296カロリー
と、子どもが大好きなおやつはカロリーがかなり高めですよね。
つまり、麹甘酒は、他のおやつと比べて、カロリーを抑えつつ、必須アミノ酸や食物繊維も摂れるのでおすすめなのです!
飲みすぎは、どんな健康食品にもすすめられていませんが、甘酒も同様です。
適量、適切な飲み方をして、効果的に体に必要な栄養を取り込みましょう。
甘酒の適量は、1回あたり小さなコップ1杯(100ml)で、一日に2杯までが良いといわれています。
麹甘酒の100gあたりの糖質は約18gです。健康に良いとはいえ、糖分がたっぷりありますので、飲みすぎは厳禁ですね。
飲むタイミングとしては、食前20分前、もしくは小腹がすいているときがおすすめです。
空腹が満たされるので食べ過ぎ防止ができ、体が適切な栄養素を吸収してくれます。
なお、人によっては麹甘酒だけだと甘すぎる、という場合もあるかもしれません。
その時は豆乳と割ったり、冷凍フルーツを混ぜてスムージーにしたりするなどがおすすめですよ。
麹甘酒を炊飯器で手軽に作ってみよう!
甘酒をお店で購入されているあなたも、ちょっとしたコツを知るだけで簡単におうちでも作れますよ。
麹甘酒は、米麹だけで作る方法と、ご飯を混ぜて作る方法とあります。
こちらでは、まず炊飯器でご飯と混ぜて作る方法をご紹介します。
後ほど、ヨーグルトメーカーで米麹と水だけで作る方法をご紹介しますね。
- 米…1合
- 水( 炊飯用)…360ml
- 水(冷却用)360ml
- 生の米麹…400g(乾燥麹は200g)
作り方
1)ご飯をやわらかめに炊く
お米を洗ったら、分量の水を入れて通常通り炊きます。
水が多めなので、炊きあがりは普通のご飯よりやわらかめになります。
2)1に冷却用の水を加えて冷ます
炊飯がおわったら、保温したまま少しずつ360mlの水を入れて混ぜます。
温度計で測りながら、60度以下になるまで冷まします。
麹は60度以上で死滅してしまうので、温度計で60度以下になっていることを確認しましょう。まだ温度が高いようなら水を足します。
3)麹を入れる
2に麹を入れてしっかりと混ぜます。
4)濡れぶきんをかけ、8時間保温する
保温のまま、炊飯器のふたを開け、濡れぶきんをかけておきます。
時々かきまぜてあげると、発酵が早く進み、トロッとした甘酒ができます。
6時間以降で甘身が出てきますが、8時間まで待つのがベストです。
濡れぶきんが乾くようなら、途中でふきんを湿らせてあげましょう。
5)出来あがり
ヘラでかき混ぜて、全体がペースト状になり、トロッとしていたら完成です。
私は粒々が残っているほうが好きなのですが、滑らかな舌触りが好きな場合は、2)の水を多めにするか、ブレンダーで攪拌しましょう。
保存方法は、そのまま、生で保存をするなら、冷蔵庫で1週間くらいもちます。
かなり量ができるので、小分けして冷凍庫で保存しておけば、1ヶ月以上もちますよ。
麹甘酒はヨーグルトメーカーがあれば簡単に作れます!
先程は、ご飯を混ぜる方法をご紹介しましたが、実は米麹と水だけで美味しい甘酒がつくれます。
ヨーグルトメーカーをつかえば、自動で温度調節をしてくれるので、材料を混ぜて放っておくだけで完成します。
麹甘酒生活を始めるのであれば、ぜひ、ヨーグルトメーカーもご家庭に導入してみてください。
手軽に甘酒が作れますし、塩麹や醤油麹など、麹を使った調味料づくりにもヨーグルトメーカーは役立ちますよ。
また、お好みにはよりますが私のおすすめは、こちらの米麹と水だけで作る方法です。
そのほうが濃厚で栄養価の高い甘酒が作れますし、失敗もありません!
- 米麹 300g
- 水 300g
作り方
簡単すぎるので、作り方、というほどのものでもないのですがコツも合わせてご紹介しますね。
材料をヨーグルトメーカーにいれて、温度は60度に、時間は8時間にセットします。
放っておいても出来上がりますが、5時間ほどたったところで一度かき混ぜると発酵がよく進み、トロッとした甘酒が出来上がります。
もし、8時間経っても甘みがあまり出ていないようでしたら、よくかき混ぜて、あと2時間ほど待ちましょう。
基本的に放っておくだけでいいいのですが、待つだけで美味しい甘酒が出来上がっていますよ♪
まとめ
・
- 麹甘酒の効果は疲労回復、腸内環境整備、血行促進、免疫力がアップするなどさまざま
- 麹甘酒の効果的な飲み方は、食前20分前、一日2カップまで
- 甘酒には麹甘酒と酒粕甘酒があり、麹を甘酒とはカロリー控えめでノンアルコール
- 麹甘酒のカロリーは100gあたり約81カロリー
- 麹甘酒は炊飯器やヨーグルトメーカーで簡単に作れる
- 麹甘酒はご飯なしで米麹と水だけで作ることもできる
麹甘酒はさまざまな効果があり、飲み続けることで健康な体を維持することができます。
ただし、カロリーや糖分もあるので、取りすぎは禁物です。
効果的な分量や、摂取方法で、飲む点滴で元気な毎日を送りましょう!
わざわざスーパーで購入しなくても、米麹さえあれば甘酒は簡単に作れます。
作り方も覚えてしまえば、毎日の生活に取り入れるのも楽ちんですね。